ミョウバンについて

色んなミョウバンがあるけれど?

ミョウバンには下記にように色々な種類があります。
苦土ミョウバン、苦土毛礬(くどもばん)
カリミョウバン、カリウムミョウバン
焼きミョウバン、焼ミョウバン
ソーダミョウバン、ナトリウムミョウバン
アンモニウムミョウバン
鉄ミョウバン
アンモニウム鉄ミョウバン
クロムミョウバン

ですが、一般的に言う【ミョウバン】は硫酸カリウムアルミニウム十二水和物というもので、化学式で書くとAlK(SO4)2・12H2Oとなります。
無色、もしくは白色の結晶、粉末状で味は少々渋く、においはありません。

焼きミョウバンとか生ミョウバンってなに?

焼ミョウバンは粉状のもの、生ミョウバンは結晶状のものという違いがあります。
生ミョウバンを加熱し水分をとばし、乾燥させると焼ミョウバンになります。
焼きミョウバンは無水物なのです。

粉状の方が使いやすいという理由から、スーパーなどで売られている物はこの【焼ミョウバン】であることが多いです。
残念ながら、焼きミョウバンは吸湿性があるため、空気中にある水分を吸収し、徐々に生ミョウバンへ戻っていきます。
ですので、必ず湿気を避けた場所に保管する必要があります。

ミョウバンは何に使われるの?

ミョウバンには、消臭・制汗・制菌作用があります。
一般的にお店で売られているミョウバンは、工場で合成した物ですが、実は、自然物としても採取されます。
古代ローマでは、制汗剤として日常的に使っていたとも言われており、ミョウバンは世界最古のデオドラント剤なのです。

また、茄子の色素変色を防ぐ効果や、ウニの加工時の型崩れ防止・保存、野菜の変色防止&食感UP、煮崩れ防止、あく抜き等の効果もあり、食品添加物としても使用されています。他にも、生け花を長持ちさせる等の効果があります。

ミョウバンにはどんな作用があるの?

制菌作用:
水に溶けると酸性になるのがミョウバンの性質です。
ニオイは、皮膚表面の雑菌が汗の成分を分解することで発生します。
皮膚が酸性であれば、雑菌の繁殖が抑制され、結果的にニオイが抑えられるのです。
制菌作用にとどまらず、より積極的な殺菌作用があります。

消臭作用:
ミョウバンには、金属が含まれているので、酸化還元反応による金属消臭が行われたり、ニオイ成分の中和によ症消臭が行われたりします。
特に、ミョウバンは酸性なので、アルカリ性のニオイ成分であるアンモニアに対する消臭作用は【汗クサさ】を抑えるのには非常に有効です。

制汗作用:
実はメカニズムはよくわかっていません。
●アルミニウム塩が、汗腺の導管周囲に炎症を起こし、導管を閉塞させるのではないか?
●汗腺の導管部の透過性が高まり、汗を再吸収してしまうのではないか?
●ミョウバンのタンパク質変性作用で、表皮の角質が角化するからではないか?
など様々な説があります。その全てが制汗に関わっているのではないかとも言われています。
ニオイ成分の含まれた汗を抑えられれば、当然ニオイも抑えることができます。

コラーゲンについて

コラーゲンってなに?
コラーゲンとはタンパク質の一種です。
タンパク質は炭水化物・脂質とともに三大栄養素と呼ばれ、人体を構成する重要な成分のひとつです。
人間の身体をつくっているタンパク質のうち、約30%がコラーゲンとされています。
体内コラーゲンのうち40%は皮膚に、20%は骨や軟骨に存在し、その他にも内臓や血管など全身に広く分布しています。
例えば、体重53kgの日本人女性の場合だと、体内のコラーゲン量は約3kg、500mlのペットボトル約6本分にもなります。

ヒトの体内にあるコラーゲンは、現在までにわかっているところ約30種類程あり、I型、II型、III型…という形で発見された順に分類されています。

一般的によく知られているのはI型コラーゲンで、これは皮膚に多く存在し、弾力や強度に関係しています。
II型は主に軟骨に存在しており、III型は血管や子宮などに存在するコラーゲンなので女性が摂ると特にいいといわれています。
そのIII型は特に赤ちゃんの肌に非常に多く含まれるため、“ベビーコラーゲン”とも呼ばれ、非常にやわらかく、肌にハリ・弾力を与えるのに大きな役割を果たすコラーゲンです。

コラーゲンという言葉から「美肌」をイメージする方も多いのではないでしょうか。
そのイメージ通り、コラーゲンは肌を支えハリを生み出します。
そして皮膚(肌)以外にも、身体のいたるところで重要な役割を果たしているのです。
 

 

コラーゲンの原料って?

コラーゲンの原料は大きく分けて動物性と海洋性があります。
動物性コラーゲン(豚・牛・鶏)は、 鶏手羽、鶏ガラ、砂肝、豚足、豚耳、牛スジ等が、原料になります。
ゼラチンは、主に動物性コラーゲンを加熱処理して作られています。

海洋性コラーゲン(魚・魚皮・鱗)は、スッポン、フカヒレ、エイヒレ、ウナギ、カレイ、くらげ、エビ 、魚の皮、なまこ等が原料になります。

どちらも、主にI型コラーゲンが含まれていますが、原料とする部位によっては、II型やIII型、v型が多く含まれることになります。
 

コラーゲンってたくさん摂る方がいいの?

一般的なコラーゲンの効果的な摂取量については、研究や製品によって推奨量が異なりますが、1日あたり5〜10g程度が目安とされています。
過剰に摂取することで、消化不良、体重増加、肌トラブル、腎臓への負荷等が起こりえます。

コラーゲンは体内で約24時間で代謝され、加齢とともに生成量が減少します。
必要な摂取量は個人差がありますが、食事以外にサプリメントを利用する場合も含め、1日トータルでの推奨摂取量を守り、過剰摂取を避けることが大切です。

各種成分について

オウゴンエキスとは?

【オウゴンエキス】とは、コガネバナ(黄金花)という植物の根から抽出されたエキスのことです。
根の部分なので『オウゴン根エキス』とも呼ばれています。


【オウゴン】

コガネバナの生薬名のことで、根の部分の周囲を取り除いて乾燥させたもの。
花の色は紫紅色なのに「黄金花」と書くのは、根の部分が鮮やかな黄色をしていることからです。
そのため生薬名としてもオウゴン(黄芩)という名前がつけられました。
ニオイはほとんどありませんが、味はちょっとだけ苦く、渋味があります



『コガネバナ』

分類:シソ科・タツナミソウ属
別名:コガネヤナギ
学名:Scutellaria Baicalensis Georg

朝鮮、中国北部、モンゴル、東シベリア原産で、薬用以外にも観賞用として栽培される多年草です。
徳川吉宗の頃、朝鮮から種子が導入され、小石川養生所(現・東京大学小石川植物園)で栽培されたのが、日本で最初の栽培だと言われています。


【オウゴンエキス】

オウゴンエキスは主に漢方薬や化粧品、スキンケア用品などに使われています。
漢方薬としてのオウゴンエキスは、下記のような作用があります。
・解熱作用→胃腸、肝臓、肺の炎症など
・止瀉作用→胃腸における湿熱性(体の中に、余分な熱と水分がいっぱいな状態からくる)の下痢に
・止血作用→発熱をともなう出血性疾患に
・安胎作用→炎症や発熱をともなう流産の防止に

◆配合されている主な漢方処方
黄芩湯(オウゴントウ)
乙字湯(オツジトウ)
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
柴陥湯(サイカントウ)
柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)
柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)
半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)
防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)  など。


オウゴンエキスはフラボノイド、ステロイド類、バイカリンが豊富に含まれています。
フラボノイドは、植物が紫外線から身を守るためにある成分で、シミや黒ずみ、くすみの改善に効果があります。また、肌あれや、透明感を取り戻すなど、健康的な素肌への手助けをしてくれます。
オウゴン根エキスが配合された化粧品を使うことにより、紫外線のダメージに負けない強い肌になる効果が期待できます。
その他にも消炎作用や抗菌作用、保湿作用もあるため頭皮環境を整える効果も期待できます。

配合されているのは主に、化粧水、ローション、美容液や乳液といったスキンケア用品が代表的です。
リップクリームやパック、ピーリング剤などにも配合されており、他にもクレンジングや石鹸、ハンドクリームやボディローションなどにも幅広く使用されています。

ワレモコウエキスとは?

ワレモコウエキスは、バラ科ワレモコウの根及び根茎から抽出されるエキスです。

ワレモコウの漢字表記は吾亦紅や吾木香、我吾紅、我毛紅といくつかあります。
由来は自分自身(ワレ・吾・我)がどうこう・・・。
それぞれ別名があるのです。
おそらく日本一名前の多い植物です。

ワレモコウは、中国や朝鮮シベリアなどに分布する野草で、日本の山野でも一般的に見られる多年草植物です。
※多年草とは同じ株から何年も枯れずに続けて、花を咲かせる植物のこと。


『ワレモコウ』

分類:バラ科・ワレモコウ属の多年草
別名:地楡(ティーユー)、サラダバーネットなど
学名:Sanguisorba officinalis L.

朝鮮、中国北部、モンゴル、東シベリア原産で、薬用以外にも観賞用として栽培される多年草です。
徳川吉宗の頃、朝鮮から種子が導入され、小石川養生所(現・東京大学小石川植物園)で栽培されたのが、日本で最初の栽培だと言われています。


【ワレモコウエキス】

赤褐色〜黒褐色の液体です。
元来は漢方処方の生薬で別名:ちゆエキス とも呼ばれ、強力な止血、消炎、収斂(引き締め)作用を持つ植物などとして使われています。

ワレモコウから抽出されるエキスは、成分にタンニンやサポニンが含まれています。
収れん作用、抗炎症作用チロシナーゼ活性阻害、殺菌、美白効果などに期待できる成分としてスキンケア用品に配合されている成分です。
漢方薬としてのワケモコウエキスは、下記のような作用があります。

・止血作用: 収斂(しゅうれん)作用→血便、痔の出血、月経過多、鼻血などに。 ・清熱・解毒作用→体の余分な熱を冷まし、炎症を鎮める。火傷(やけど)、湿疹、かぶれ、口内炎などの皮膚・粘膜トラブルに。
・止瀉(下痢止め)作用→タンニンの収斂作用により、慢性の下痢や血痢に。
・抗菌・抗炎症作用→グラム陰性菌などに対して抑制作用を示し、皮膚炎や感染症の治療に。

◆配合されている主な漢方処方
清肺湯(セイハイトウ)
槐角丸(カイカクガン)
当帰連翹湯(とうきれんぎょうとう)など。


自然由来の成分で肌への刺激も少ないことから、ベビーソープやベビーローションなどに使われているので、敏感肌の人にも安心な成分のひとつです。
また、髪の毛が抜けるタイミングを左右するFGF-5の活性を抑制する結果がでているので、発毛剤としても効果があると確認されています。なので頭皮ケア製品にも使われています。


【安全性】
肌への刺激がほとんどなく、アレルギー性ほとんどない安全性の高い成分とされています。
ただ、ワレモコウはバラ科の植物なので桃やリンゴなどバラ科の果物にアレルギーがある方はパッチテストなどをしてから使用をオススメします。


茶エキスとは?

茶エキス(茶抽出物)は、ツバキ科植物チャノキ(Camellia sinensis)の葉から抽出される成分で、チャ葉エキスと表示されます。

緑茶(不発酵茶)、ウーロン茶(半発酵茶)、紅茶(完全発酵茶)は同じ茶樹の葉からつくられ、その違いは発酵度にあり、医薬部外品表示名においては発酵度によって名称が異なりますが、化粧品表示名はいずれにおいても「チャ葉エキス」となります。 医薬部外品では区別して、チャエキス、紅茶エキス、ウーロン茶エキスと表示されます

チャノキは、インド、ベトナム、中国西南部(詳細は不明) 熱帯〜暖帯のアジアに広く分布しています。


『チャノキ(茶樹)』

分類:ツバキ科・ ツバキ属
別名:地楡(ティーユー)、サラダバーネットなど
学名:Camellia sinensis

ツバキ科の常緑低木で、人工的に刈り込まなければ高木になる。
主要成分はカテキン類(カテキン、エピカテキン)、プリン誘導体(カフェイン、テオフィリン)、タンニンなど。 東南アジアに約10種分布し、製茶用に広く栽培される。


【各種 チャ葉エキスについて】
●紅茶エキス
アッサムチャ Thea sinensis L.var.assamica Pierre(Theaceae)の葉より製した紅茶からエタノール、水またはこれらの混液にて抽出して得られるエキスです。

●チャエキス(1)
チャノキ Thea sinensis Linne´(Theaceae)の葉から製したもの(緑茶)から水、エタノール溶液、プロピレングリコール溶液またはグリセリン溶液にて抽出して得られるエキス

●チャエキス(2)
チャノキ Thea sinensis O.Kuntze(Theaceae)の葉から製したもの(緑茶)からエタノールで抽出して得られるエキス

●ウーロン茶エキス
チャノキ Thea sinensis Linne´(Theaceae)の葉から製したものからエタノール溶液で抽出して得られるエキス

高い抗酸化作用、抗炎症作用、収れん作用(引き締め)、殺菌・抗菌作用を特徴とします。
ポリフェノールやテアフラビンを豊富に含み、スキンケア化粧品での保湿・美肌効果・エイジングケア・毛穴引き締め等の効果、ヘアケア製品の消臭・ダメージケア、健康食品の健康維持(コレステロール低下など)や、生活習慣病予防が期待され、広く活用されています。
抗酸化力・抗菌作用は「緑茶」、ダイエット効果は「烏龍茶」、リラックスや収れん作用は「紅茶」が優れている傾向があります。


チャ葉エキスには、下記のような作用があります。
・清熱・解熱→ 茶葉は漢方では「苦・甘・冷」の性質を持つとされ、体内の過剰な「熱」を取り除く「清熱」効果があるとされます。
・消化促進→ 「胃」の働きを助け、脂っこい食事の後の消化不良を改善する役割があるとされています。
・頭の冴え→ カフェインの作用により、精神を安定させながらも頭をすっきりさせる「清心安神」の効果が期待されます。

◆配合されている主な漢方処方
川芎茶調散(センキュウチャチョウサン) など。

東洋医学の薬膳では体を温める作用(温性)があるとされ、また漢方製薬会社から生姜などの漢方の知見を取り入れた商品が販売されています。

茶として飲用できる茶葉の成分から得るエキスなので、安全性は高いと考えられています。

柿タンニンとは?

柿タンニンは、カキノキの果実から得られるタンニン(有機酸)であり、エピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレートが1:1:2:2の比率で30分子程度縮合した高分子化合物です。


『カキノキ』

分類:カキノキ科・ カキノキ属
別名:柿(カキ)
学名:Diospyros kaki Thunb

日本の西南部から中国大陸に分布し、各地で果樹として栽培する高木の夏緑広葉樹です。 消臭・抗菌作用で知られる天然由来の成分(ポリフェノール)で、特に体臭や加齢臭対策の製品に広く利用されています。緑茶タンニンよりも高い消臭能力を持つとされています。

【柿タンニン】
主に渋柿に含まれる強力なポリフェノールの一種(シブオール)で、高い抗酸化作用、抗ウイルス・抗菌作用(インフルエンザ、ノロウイルス等)、消臭効果(加齢臭など)がある。
タンパク質を凝固させる収れん作用により、二日酔い防止や健康・美容面で重宝され、古くから柿渋として利用されてきました。

柿タンニンには、下記のような作用があります。
・最強レベルの消臭力→加齢臭(ノネナール)、足の臭い(イソ吉草酸)、汗の臭い(アンモニア)などの悪臭成分と結合し、臭いのない物質に変化させます。
・高い殺菌・抗ウイルス→インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルスを不活化する研究成果があり、高い抗ウイルス作用が認められています。
・動脈硬化・老化の予防→高い抗酸化作用で、活性酸素による細胞へのダメージを防ぎます。
・LDLコレステロールの低減→柿タンニンを毎日摂取することで、悪玉コレステロールの低下が臨床試験で実証されています。
・二日酔い対策→二日酔いの原因物質「アセトアルデヒド」を吸着し、体外への排出を助けます。
・収れん作用(引き締め)→タンパク質を凝固させる性質があり、毛穴を引き締めて目立たなくします。
・美白効果→メラニン色素を生成する細胞の働きを抑制します。

※目的に合わせ、使用方法が異なります。

レシチンとは?

卵黄や大豆より抽出されたリン脂質で、グリセロール・リン酸・塩基(コリン)の5つの物質が結合してできています。
体内ではあらゆる細胞膜に含まれており、動植物には欠かせない生体成分の1つです。

ひとつの分子に親水性の部分と親油性の部分を持っており、皮ふや粘膜から物質を透過吸収する浸透作用があります。
そのため、医薬品、特に外用薬などに広く使われています。

血管の状態を改善し、動脈硬化や脳卒中を防いだり、肝機能を改善し肝臓病の予防や高血圧・脂質異常症などを防ぐといわれています。 他に記憶力や学習能力を高める、美肌などの効果があります。

・卵黄レシチン
ビタミンA、ビタミンE、リノール酸が多く含まれており、肝機能維持や改善に効果があります。
・大豆レシチン
植物性レシチンで、リノール酸・オレイン酸が豊富に含まれており、血流や肝機能改善に効果があります。

◆レシチンは、卵黄、大豆食品、穀類、ごま油、コーン油、小魚、レバー、うなぎなどに含まれています。

 
ビタミンAとは?

脂溶性ビタミンの1つで、レチノールとカロテン類の総称です。
レチノールと、体内でビタミンAに変換されるプロビタミンAを総称して【ビタミンA】と呼びます。

主なプロビタミンAとして、α-カロテン、β-カロテン、γ-カロテン、クリプトキサンチンなどがあります。
この中で最も活性が高いのがβ-カロテンです。
レチノールは肝臓や体脂肪に貯蔵されます。

【ビタミンAの効果】
皮ふや目・口・喉・内臓などの粘膜を健康に保ち、免疫力を高め、感染力を予防する効果が大きいです。
β-カロテンには強い抗酸化力があるため、老化を防ぎ動脈硬化などを防ぎます。また、発がん抑制効果も報告があります。

【多く含む食品とオススメの調理方法】
・レバー(牛<豚<鶏)、うなぎのかば焼き、あん肝、銀だら(動物性食品)
   吸収率が高く、どんな食べ方もOK.
・緑黄色野菜(植物性食品)
   調理法によって、吸収率が変わってしまいます。
   油に溶けやすいので、油炒め、サラダに油をかけたりなど、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。


過剰症(摂りすぎると起きる症状):頭痛・嘔気、疲労感、脂肪肝、骨障害
欠乏症(不足すると起きる症状):夜盲症、成長障害、角膜乾燥症、皮ふや粘膜の角化

  
ビタミンB1とは?

水溶性ビタミンの1つで、脚気予防の研究過程で発見され“チアミン”とも呼ばれています。
ビタミンB1は小腸から吸収され、糖質やアミノ酸を代謝する酵素の働きを高める補酵素として利用されます。

ビタミンB1が不足すると、ブドウ糖はエネルギーに変換されず、ピルビン酸や乳酸という疲労物質として体内に溜まります。
このため疲れやすくなるので、ビタミンB1は糖質の代謝を促進し、疲労を回復させることになります。

同様にビタミンB1不足により、ブドウ糖がエネルギーにならず、脳の働きが悪くなり、イライラしたり集中力や記憶力が低下につながります。

【多く含む食品とオススメの調理方法】
豚肉、米ぬか、玄米、胚芽精米、ウナギのかば焼き、豆類などに含まれます。
  ニンニクやニラに含まれるアリシンと一緒に摂ると吸収率が上がります。
  また、ぬか漬けも◎。


過剰症(摂りすぎると起きる症状):なし
欠乏症(不足すると起きる症状):脚気、多発性神経炎、倦怠感

  
ビタミンB2とは?

水溶性ビタミンの1つで、牛乳から発見された黄色いビタミンで、“リボフラビン”とも呼ばれています。
色が黄色なので、ビタミンB2が含まれる医薬品・サプリメント・ドリンクなど摂取すると、普段よりも黄色っぽい尿になることがああります。

ビタミンB2は小腸から吸収され、血液によって腎臓・肝臓・心臓などに運ばれます。
その後FMN(フラビンモノヌクレオチド)、FAD(フラビンアラニンジヌクレオチド)に変換されます。
これらは補酵素として働き、糖質・脂質・タンパク質(三大栄養素)の代謝にかかわっています。
また、タンパク質の合成にもかかわっており、細胞再生を促進し、健康な発育サポートをします。
そのため成長期の子供には欠かせないビタミンの1つです。

健康な皮ふ・髪・爪を作り、目・口の粘膜を促進する働きもあります。

【多く含む食品とオススメの調理方法】
様々な食品に含まれています。 牛乳から発見されたこともあり、乳製品に多く含まれています。

レバー(鶏<牛<豚)、納豆、チーズ、卵、モロヘイヤなど。
水溶性ビタミンに分類されるが、比較的水に溶けにくく、熱に強いため調理での損失は少ないといわれている。
ただし、光には弱く、直接日光に当たるとすぐ分解されてしまうので、冷暗所保存が◎。

過剰症(摂りすぎると起きる症状):なし

欠乏症(不足すると起きる症状):口内炎・口角炎、皮ふ炎、成長障害

  
ビタミンCとは?

不水溶性ビタミンの1つで、 “アスコルビン酸”とも呼ばれています。
壊血症予防の研究過程で発見されました。
体内では作られないので、必ず食品から摂取する必要があり、体内でどんどん消費されるため、どんどん摂取する必要があります。
ビタミンCは小腸から吸収され、肝臓に運ばれ、各臓器に送られます。
主な生理作用は、コラーゲンの合成です。
そのため、ビタミンCが不足すると、コラーゲン生成がうまくいかず、毛細血管、皮膚、骨がもろくなります。
コラーゲン合成の促進は、肌の弾力にも影響があり、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ働きもあるので、美肌には必須です。
抗酸化力も強く、血液中の活性酸素と戦い、細胞を酸化から守る働きをします。
白血球を活性化するので、ウイルスや細菌から体を守る働きもあります。

【多く含む食品とオススメの調理方法】
水に溶けやすく、光や熱にも弱く酸化されやすい成分です。
そのため、調理中、保存中に失われやすく、手早く調理する必要があります。

緑黄色野菜に多く含まれ、動物性食品にはあまり含まれていません。

過剰症(摂りすぎると起きる症状):なし
欠乏症(不足すると起きる症状):壊血症、歯茎・皮下の出血、骨の形成不全

  
ビタミンDとは?

脂溶性ビタミンの1つで、植物性食品に多く含まれるD2(エルゴカルシフェロール)と動物性食品に多く含まれるD3(コレカルシフェロール)があります。
作用はどちらも同等で、カルシウムとリンの代謝に深く関わっています。
ビタミンD3紫外線を浴びることで体内で合成され肝臓に集められます。食品から摂取したビタミンDも小腸で吸収され肝臓に運ばれていきます。その後肝臓と腎臓の酵素の働きによって活性型ビタミンDとなります。
ビタミンDはカルシウムとリンの腸での吸収を促進し、血中のカルシウム濃度を高めます。すると、甲状腺からカルシトニンというホルモンが分泌され、血中のカルシウムを骨や歯に沈着させるので、丈夫な骨や歯の形成・維持に役立ちます。

【多く含む食品とオススメの調理方法】
魚介類やキノコ類に多く含まれています。(まいわし、いくら、きくらげ、しめじ、まいたけなど)
脂溶性ビタミンのため、油を使った調理が吸収率を高めます。

過剰症:悪心・嘔吐、高カルシウム血症、腎障害、石灰沈着
欠乏症:骨粗鬆症、骨軟化症、くる病、成長障害

  
ビタミンEとは?

脂溶性ビタミンの1つで、トコフェロールとトコトリエノールに分かれ、それぞれα、β、γ、δと4種類あり、全8種に分類されます。
最も生理活性が強いのはα-トコフェロールです。
小腸から吸収され、肝臓に運ばれ輸送タンパク質と結合し、各臓器に運ばれます。
ビタミンEは細胞膜に常駐し、地震が素早く活性酵素に酸化されることにより、活性酵素を除去し細胞膜を守ります。守られた細胞膜は酸化を逃れ、老化を防止します。
過酸化脂質の生成も抑えるので、シミを防ぎ、美肌を保ちます。
また、悪玉コレステロールの酸化を抑え、血管壁を健康に保ち、動脈硬化や心筋梗塞を予防します。

【多く含む食品とオススメの調理方法】
植物油、ナッツ、魚介類、緑黄色野菜に多く含まれます。
ビタミンEは酸化されやすいので早めに摂る必要があります。

ひまわり油・綿実油・べにばな油、アーモンド、野菜、いくら、ツナのオイル漬けなど。
ビタミンC、ビタミンAと一緒に摂ることで、抗酸化力がアップする。

過剰症:おこりにくい
欠乏症:神経障害、溶血性貧血、動脈硬化、不妊


  
ナイアシンとは?

水溶性ビタミンの1つで、ビタミンB群の1つでもある、ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称です。
ニコチン酸は動物性食品の中にニコチン酸アミドは植物性食品の中に含まれています。
たばこのニコチンと化学構造が似ているためニコチン酸と名付けられましたが、働きは全く違います。
ナイアシンは食品から摂取する他、体内でも必須アミノ酸のトリプトファンから合成されます。
吸収はニコチン酸、ニコチン酸アミドとして小腸から取り込まれ、ニコチン酸アミドは肝臓以外の組織に運ばれ、余ったものが肝臓に取り込まれれます。一方、ニコチン酸は肝臓に集められ、ニコチン酸アミドに変換されて各組織に運ばれます。
ナイアシンは体内に最も多く存在するビタミンで、補酵素として糖質や脂質やタンパク質の代謝に深くかかわり、エネルギー産生の促進という大きな役割を果たしています。
また、細胞膜やホルモンなどの材料となるコレステロールの合成を助け、皮ふや粘膜を健康に保つ。他にも、毛細血管を広げる作用や脳神経の機能を正常に保つ作用、アルコール代謝促進作用などもあります。

【多く含む食品とオススメの調理方法】
動物性食品に多く含まれます。肉や魚はトリプトファンも多く効果よく摂取できます。
植物性食品にはナッツやきのこ類に多く含まれます。

豚レバー・牛レバー、鶏ささみ、かつお、まぐろ、ピーナッツ、アーモンド、しめじ、エリンギなど。
熱湯に溶けやすいので、汁ごと食べられる料理にすると効率よく摂れます。
トリプトファンからナイアシンを合成する時、ビタミンB1、B2、B6が必要となるので、ビタミンB群と合わせると更に効果的です。

過剰症:一過性の顔面紅潮、胃腸障害
欠乏症:ペラグラ(皮ふ炎)、口角炎、神経障害、うつ、イライラ

  
葉酸とは?

水溶性ビタミンでビタミンB群の1つで、ほうれん草の葉から発見され、ラテン語の「葉」を意味する「folium」と「酸」を意味する「acid」から“葉酸(Folic acid)”と名付けられました。
小腸から吸収され、体内を循環して肝臓に運ばれます。肝臓には体内の葉酸の約50%が貯蔵されています。その葉酸は胆汁に移行し、再吸収され各臓器に運ばれるです。
葉酸は細胞の新生や増殖に深くかかわっており、特に細胞分裂が活発な胎児期には必須の栄養素となっています。
そのため妊婦さんが十分に葉酸を摂ると、胎児は順調に発育し、神経管閉鎖障害という先天異常も防げると言われています。
葉酸はビタミンB12と共に赤血球のもとになる赤芽球の合成を促進します

【多く含む食品とオススメの調理方法】
葉物野菜に多く含まれる、動物性食品ではレバーに多く含まれます
菜の花、モロヘイヤ、ブロッコリー、ほうれん草、アスパラガス、豆類、レバー(豚<牛<鶏)

水に溶けやすく、熱や光に弱いので、ゆでたり水洗いで含有量が減ります。
生サラダ、ジュース(生絞り)などは効率よく摂れます

過剰症:なし
欠乏症:巨赤芽球性貧血、口内炎。

  
パントテン酸カルシウムとは?

水溶性ビタミンでビタミンB群の1つで、黄色の粘性ある液体で、パントテン酸とβ-アラニンが結合したものです。
コエンザイムA(CoA)という補酵素の構成成分で、三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の代謝に深く関与し、補酵素として140種以上の酵素を助け、エネルギーへの転換を促進します
また、副腎皮質ホルモンやコレステロール、神経伝達物質の合成を助ける働きもあります。
善玉コレステロール(HDL)の合成を助ける働きがあり、合成されたHDLにより血管がしなやかに保たれるので動脈硬化の予防に効果があります。
他に、抗体を合成して免疫力を高めたり、皮ふや髪の健康を保つ働きもあります。

【多く含む食品とオススメの調理方法】
動物性・植物性食品のどれにも含まれると言われます、
レバー(牛<豚<鶏)、たらこ、いくら、鮭、モロヘイヤ、カリフラワー、卵黄、納豆など。
ビタミンCと一緒に摂ると、コラーゲン生成促進作用があります。

過剰症:なし
欠乏症:疲労、頭痛、手足の知覚異常

  
塩化アルミニウムとは?

化学式では、AlCl3(6H2O)
医療用の防汗・防臭剤のほか、塩析剤、木材の防腐剤、染色剤、写真の定着に用いられます。
アルミニウムには制汗作用があるので、アルミニウム製剤として、医療では多汗症の人に有効です。
ただし、直接塗ることで汗を止める働きをしますが、症状自体を治すものではなく一時的に汗を止めるためのものになります。
つまり、塩化アルミニウムの使用を止めると汗は出るので、効果を維持するためには持続的に使用することが必要です。

作用機序などは、こちらの【汗の仕組み】をご覧ください

ナトリウムとは?

ナトリウムは成人の体内に薬100g存在します。
1/3が骨に、残りの多くは細胞外液に存在しています。
ナトリウムは塩素との結びつきが強く、体内には主に食塩(Nacl)の形で取り込まれています。
そのため、ナトリウムの1日摂取基準は目標量として食塩相当量が示されていて、成人男性は9.0g未満、成人女性は7.5g未満になっています。
しかし現在の日本人は摂り過ぎの傾向にあると言われているので、気を付けましょう。
ナトリウムは細胞の外に、カリウムは細胞の内に多く存在します。
ナトリウムとカリウムは内と外で細胞膜の浸透圧を維持する働きをしていますが、ナトリウムを摂りすぎると浸透圧のバランスが崩れ、水を取り込んで薄めるように働きます。
そのため細胞は水ぶくれ状態になります。
これが、むくみの原因となっています。
また、膨張した細胞によって血管が狭くなると血管壁にかかる圧力が強くなり、高血圧を招くことがあります。
ですので、塩分の摂り過ぎには注意して、上手に摂取しましょう。

過剰症:むくみ、腎機能障害、高血圧、胃がん
欠乏症:倦怠感・疲労感、筋力の低下、食欲不振

  
無水エタノールとは?

エタノールはアルコールの1つです。
飲用の酒類とは違い、飲用できず外用に使うものです。

アルコールの濃度よって、呼び方が変わります。
 ・無水エタノール:15℃でエタノールを99.5v/v%以上含むもの
 ・エタノール:15℃でエタノールを95.1〜96.9v/v%以上含むもの
 ・消毒用エタノール:15℃でエタノールを76.9〜81.4v/v%以上含むもの(一般的な医療用消毒剤で使われています)

無水エタノールはさっぱりとした使用感、みずみずしい使用感を必要とする製品には重要な成分です。
脂溶性のものも、水溶性のものも溶解する性質があるので、水の次に化粧品に用いられます。
清浄、殺菌、収れん、乾燥促進の目的で配合されることもあります。

  
タンパク質とは?

タンパク質はアミノ酸が多数結合してできた高分子化合物です。
タンパク質は主に体を作り、エネルギー源としても重要な栄養素です。

人の体には20種類のアミノ酸から構成された約10万種類のタンパク質でできています。
食品から摂取されたタンパク質は消化器官でアミノ酸に分解され、小腸で吸収されます。
吸収されたアミノ酸は肝臓で合成され、血流を通して各臓器・組織に運ばれます。
既に体内にあるタンパク質も分解され、そのアミノ酸の2/3は再利用されますが、残りのアミノ酸は尿となって排泄されます。

この排泄された分のアミノ酸は、体内で合成することができないため食品から摂る必要があります。
これを「必須アミノ酸」といい、これ以外を「非必須アミノ酸」といいます。
タンパク質は常に分解と合成を繰り返して、各臓器や筋肉、皮ふ、血液など体中の組織を構成しています。
この他、酵素やホルモン、免疫抗体、神経伝達物質などの材料になり、糖質・脂質が不足するとエネルギー源として利用されます。

【多く含む食品】
動物性タンパク質:鶏むね肉、ささみ、手羽、豚ひれ肉、豚ロース肉、牛ひれ肉など。魚介類、卵、乳製品なども。
植物性タンパク質:豆類、木の実類など。

  
脂質とは?

脂質は水に溶けず有機溶媒(アルコールなど)によく溶ける有機化合物です。
9kcal/gの高エネルギーを生み出す重要なエネルギー源であるばかりではなく、細胞膜や血液の構成成分になったり、ステロイドホルモンを合成したりします。
また、ビタミンA、D、Eなどの脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きや体温を維持する働きもあります。
すぐにエネルギーになる糖質とは違って蓄積できるエネルギー源のため、摂り過ぎた脂質は主に中性脂肪(体脂肪)となって蓄えられます。
子供の成長や発育、健康維持など、体組織の抗生物質として欠かせない栄養素です。

  
炭水化物とは?

“糖質”として表記されることもあります。
脂質・タンパク質と共に三大栄養素の1つです。

米・小麦などの穀物類に多く含まれ、エネルギー源として重要な役割を果たします。
人間の体内では合成できないので、食事で摂るしかありません。
植物が光合成で作り出したデンプンなどの糖質をエネルギー源として摂取し利用しています。

食事で摂った炭水化物は消化吸収された後、ブドウ糖に分解され血液を通して前進の細胞へと運ばれます。
脂質もエネルギー源として利用されますが、炭水化物の分解・吸収のスピードの方が速く、即効性があります。
脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけなので、炭水化物の摂取を控えすぎると集中力・記憶力の低下となることがあります。
摂り過ぎた炭水化物は中性脂質となって全身の脂肪組織に貯蔵されるため、炭水化物の摂取量は摂りすぎず、減らし過ぎずが大事になります。

  
ミネラルとは?

ミネラルは“無機質”とも呼ばれ、ビタミンと共に微量ですが人間の生命活動に必須の栄養素です。
単一の元素からなるものです。
(自然界には、100種類以上の元素が存在していて、人間の体も約60種類の元素でできています。)

栄養素として不可欠な「必須ミネラル」と呼ばれるものは16種類あります。
その16種のうち体内に多く存在し、1日の必要量が100mg以上のものを「多量ミネラル」といい、7種類あります。
また、ごくわずかにしか存在せず、1日の必要量が100mg未満のもんを「微量ミネラル」といい、9種類あります。
このうち、厚生労働省が食事摂取基準を定めているものは13種類で、「イオウ、塩素、コバルト」は摂取基準が設けられておりません。

〇多量ミネラル
ナトリウム(Na):カリウムと共に浸透圧を維持します。
カリウム(K):ナトリウムと協力して浸透圧を維持します。
カルシウム(Ca):骨や歯の主な構成成分です。
マグネシウム(Mg):酵素を活性化する働きがあります。
リン(P):エネルギー代謝のサポートをします。
塩素(Cl):胃液の成分で殺菌作用があります。
イオウ(S):アミノ酸の構成成分で健康な皮ふや髪を作ります。

〇微量ミネラル
 鉄(Fe):赤血球のヘモグロビンの構成成分です
 亜鉛(Zn):タンパク質の合成を助け、細胞の新生を促します。
 銅(Cu):赤血球のヘモグロビンの合成を助けます。
 マンガン(Mn):三大栄養素の代謝を促進します。
 ヨウ素(I):新陳代謝を活発にし、基礎代謝を高めます。
 セレン(Se):強い抗酸化作用で生活習慣病やがんを防ぎます。
 クロム(Cr):炭水化物や脂質の代謝を促進します。
 モリブラン(Mo):尿酸の代謝を促進し、老廃物を除去します。
 コバルト(Co):ビタミンB12の構成成分で、造血作用に深く関わっています。

  
グリセリンとは?

無色透明の粘性液体で甘い味がします。アルコールの1種です。
植物油由来の植物性グリセリンと石油由来の合成グリセリンがありますが、合成グリセリンの方が純度が高く、医療では安定性の高い合成グリセリンを使用しています。

性質は皮ふに対する柔軟剤として、製品の伸びや滑りを良くします。
吸水性に優れているので、皮ふに潤いを与えたり、しっとり感を与えたり、肌へのなじみや感触の調整として幅広く使用されています。
ただし、乾燥している季節には高濃度配合すると、かえって皮ふの水分を吸収してしまい、肌を荒らしてしまう原因となることがあるので、配合量は気を付けないといけません。

また、便秘解消として用いられることもあります。
それは、グリセリンを入れると、水分を吸収するはずの大腸から逆に水分を引き出すことで便に水分が溶け込み、便が軟らかくなり出やすくなることを利用しています。

  

分類について

分類とは?

薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)では、品質、 有効性、安全性を確保することなどにより、保健衛生の向上を図ることを目的として、主に「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療機器」「再生医療等製品」の5つに分類されています。

医療機器はリスクに応じてクラスI〜IVに分類され、医薬品は処方箋の有無や安全性でさらに細分化されます。

医薬品とは?

医薬品とは、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づき、人や動物の疾病の「治療」「診断」「予防」を目的として厚生労働省から承認された物質です。

医師のが処方する「医療用医薬品」とドラッグストア等で購入できる「OTC医薬品(一般用医薬品)」があります。

購入可能な医薬品には、その有効性・安全性ごとに、リスク分類されています。
【要指導医薬品】、【第1類医薬品】、【指定第2類医薬品】、【第2類医薬品】、【第3類医薬品】があり、商品の外箱に必ず表示されています。
また、そのリスク分類ごとに、販売できる資格・販売方法・陳列方法までもが、規制されています。

医薬部外品とは?

薬機法に基づき、厚生労働省が認めた特定の効能効果に有効な成分を一定濃度配合した製品で、予防や衛生を目的に作られている製品のことです。

有効成分配合量は、厚生労働省が定める承認基準(基準外は個別に審査)により、成分や製品の剤型ごとに上限が細かく規定されています。
また、有効成分にごとに、定められた効能効果を記載することができます。

化粧品とは?

薬機法に基づき、厚生労働省が認めた特定の効能効果に有効な成分を一定濃度配合した製品で、予防や衛生を目的に作られている製品のことです。

一般化粧品は医薬品・医薬部外品のような効果をもつことが認められていません。
また、広告表現も認められた範囲内(56の効能)に限られます。

誤解されやすいですが、【薬用化粧品】は化粧品の表示はありますが、【医薬部外品】に分類されるものです。
医薬部外品の規定に従い、効能効果を記載することができます。

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